弟への劣等感が和らいだ話
私は家族の中で最も影響を受けているのは、
母なんだけれど、
その次に影響を受けたのは、
2つ下の弟だと思う。
2つしか離れていないので、
子どもの頃はずっと近くにいた存在だからというのが大きいと思う。
私は2人弟がいるのもあって、
「なんで男に生まれなかったんだろう…」も強くあった…(笑)
女の子が興味を持つものよりも、
男の子が興味を持つようなものが好きだったからもある。
同じようにアニメをみて、
同じようにゲームもしていた。
ゲームからしてなかなか
勝てなかったけれど、
弟は文武両道で、
よくしゃべるし
要領もよく
優秀だということを徐々に知っていくわけだ。
一方で私は、
学校嫌いで、運動音痴で
頭も悪くはないけれど、
できないことも多かった。
何よりもコミュ症で
人間関係が苦手だった。
忘れ物も多かった(ひどかった)から
怒られながらよく持ってきてもらったり、
学校まで取りに行ったりしていた。
勝手に比べていたのは私だったが、
とにかく悔しかった。
母も父も兄弟同士を比べることはないんだけれど、
それはそれで切なかった。
比べられてもしない存在なんだなというふうに捉えていたと思う。
基本褒められた記憶もない(耳に入っていないだけかもしれないが)
教育方針が6つ下の弟から変わり(笑)
一番下の子はよく褒められていたと思う。
でもね、
基本褒め下手な母だった。
真ん中の弟だって、
母は全然誉めるどころかけなしていたのだから。
調子乗りだから落としていたんだと
思うけれど。
今思えば、
個別対応具合がすごいんだと思うんだけれど、
私は自分の中で、
男だったら比べられて頑張れたかな…
いや、なんの根拠もない性差(「男の子と女の子は違うから仕方ない」)を言われるのは
納得はいかないけれど、
頑張れない私が悪いんやわ…
と自己卑下をしていた。
そんなもんで、
社会に出る頃には
自己卑下した状態がデフォルトだった。
人の言葉なんて入ってこなかったし、
人と比べてできないところばかりみていた。
弟なんて全然会うことはないんだけれど、
母から話を聞くたびに、
人生順風満帆にみえて
「なんで同じ親から生まれたのに、私は両親のよいところを受け継がなかったんだろうか。」と思ったもんだ。
爪の形とかまで
「なんで…父に似なかったんだ」と思っていた(笑)
弟2人は縦に長いきれいな形なんよ。
「ゆりちゃんかわいそうに。私に似て」と言われて、
もーなんで、
私は全部劣等のものばかり遺伝してるんや
ーーーと思っていた。
私の中で、
個人差を受け入れられていなかったんだと思う。
才能や性質を加味できずに、
自分の努力不足だと厳しくさばいていたなぁーと思う。厳しいよね。
そういう環境ばかりにいたのも大きい。
しかも
上ばかりみているので、「できる人」としか比べないし、
「できない人」も違う良いところをみて、
自分の至らないところを見つけてはさばいていたので
とにかく自分に厳しかったと思う。(=余裕がなくなると人にも厳しかったと思う)
いったん、
占星術を学んだ時に
「全然違うわー」と性質が違うから仕方ないと分かったことは大きかったが、
それが
兄弟コンプレックスが根本なんやー
とはっきり気づいたのが
30歳入ったくらいだった。
年上の人ばかりの
カウンセラーの起業塾に入った時に、
自分ができている人しかみていなくて、
その人たちと比べて無駄に凹んでいることに気づいたのだ。
いつもこれや…
どこいっても…
一方でついていけない人の方が
その時多かったからこそ気づいたのだった。
その時にサービスで
「お金のメンタルブロックを取る」
セッションを1:1で受けさせて
もらえたのだが、
なんでも取れると言われたので、
話しながら
「たぶんお金じゃないです。
お金のブロックよりもなんかあると思うんです。なんかおかしくて。男性と比べたり(それもあった)、できる人とばかり比べて落ち込んだりをずっとやってるんです。
母に比べられたというか、比べられてもいないんです。比べられもしない存在なのかと思って。周りも男女だから比べてこないから、私自身が勝手に比べてきたんです」
と自分で言っていた。
それを元に探ってもらったら、
「お母さんもきっとお母さんにそれをされていて、おばあさんもお母さんにされていて、
これは母方のほうの関係で
ずっときてるものですね…」
と言われた。
母が祖母にやられてたんだろうなまでは感じていたけれど、
ばあちゃんもそのまたおばあちゃんにあったのか…
なるほどなぁーと思った。
続いているのもなんとなく分かって、
ブロック解除してくれはったのだが、
こういうのを半信半疑しか
信じていなかったけれど、
信じた方が良いかと思った。
そこから母方の血を気にするようになり、
祖母の死のあとに
母にきいてみたり。
お葬式であった祖母のお姉さんに話をきいたりしてみた。
祖母は、
お父さんのことは自慢げに話していたんだけれど、お母さんのことなんか全く聞いたことがなかった。それが怪しいと思って(笑)
昔の良妻賢母みたいな人だったらしい。
おとなしいかんじの。
祖母は活発なタイプで、
5人姉妹の末っ子なので、
もしかしたら私と同じように
男に生まれたかったかもしれないのかもと思った。
「ゆりちゃんはO型だけれど、これはおばあちゃんのお父さんと一緒なのよ!
お父さんは、校長先生だったんよ。」
とよく話を聞かされていた。
お父さんのことを尊敬していたんだろうな…
しかも自分はその血を強く引いてると思っていたらしく、自分もO型だと思っていたそうな。
(実際にはA型で、AB型のおじさんが生まれた時にびっくりしたらしい。)
たぶん、母親よりも父親に対しての思いの強い祖母だったと思う。
そんな話を母としていたら、
繋がりってあるんやなと思った。
女に生まれたのも私だけやしなと思った。
ブロック解除が効いているのかは謎だけれど、こういうことがなかったら
母方を探ることはなかっただろうから
よいきっかけだったと思う。
ホロスコープもさ、
弟のをしっかりみたわけじゃないけれど、
(時間が正確じゃない)
乙女座の水星10ハウスは強すぎる!と思った。
この人は、
自分の持っているものを社会で
しっかり活かしているんだろうな。
しかも、なんでも選べただろうに
人の命を救う医療の世界に行ったなんて
すごいよなぁーと思えたのだった。
絶対、私にはできないことだ。(手術とか怖いやん)
しかも10ハウス太陽獅子座だから、
社会で輝くべき人なのよ。
組織でもやっていけるタイプ。
11ハウス太陽の私とは全然違う(笑)
11ハウスって社会を超えた先にある、
水瓶座的な世界…
枠にとらわれない自由な世界観なのだ。
仕事だってものすごい大変だろうしなと
他の人をみるような視点でみれたときに、
奥の努力まで感じられた。
ちなみに天才ではないらしくて、
「本当の天才ってゴロゴロいるねんで」
と言っていたらしい。
私のホロスコープ(自分の持っているもの)を上手く活かせたら
違う形だけれど
自己満足できる人生になるん
じゃないかなと思ったのだった。
使いやすさや
この社会的な流れに添いやすい
分かりやすいものもあれば、
そうじゃないなぁーと思いやすいもの
もあるだろうけれど…
これを使えた時、
すごくうれしいやろうなと思った。